ドラフトの魅力

はじめに

こんにちは、『遊戯王で遊ぼう』のがすとです。
皆さんは通常とは異なる形式の決闘をやってみたいと思ったことはありませんか?

マジック・ザ・ギャザリング等のTCGには、その場で剥いたパックで、即興でデッキを構築して戦う、「ドラフト」と呼ばれる変則的な遊び方が存在します。
そしてこのブログは、遊戯王をドラフトで遊ぶ方法を紹介することを目的としています。

ドラフトで求められる技術は異質にして新鮮。今までに味わったことのない、新たなる決闘体験を楽しむ事ができます。

今日はこのブログの一番の目玉である、遊戯王のキューブドラフトの魅力について解説していきたいと思います。

そもそもドラフトって何?

パックを開封して、その中の好きなカードを選びながらデッキを即興で構築するという特殊ルールです。
それぞれのプレイヤーは、パックの中の好きなカードを1枚取ったら、残りを隣の人に回します。
そして前の人から自分に回ってきたカードの中から好きなカード1枚を取り、残りを隣に回し……を繰り返します。 こうして手元に揃ったカードの中から、各々のデッキを構築し、対戦に臨みます。

なおパックとは言っても、今回は市販の5枚入りのパックを使うわけではありません。

キューブドラフトと言って、予め作った専用のカードリストの中から20枚のカードをパックとして扱います。
(詳細なルールはこちら)


ドラフトの魅力とは?

ドラフトには、通常の構築戦とは全く異なる独自の魅力があります。ここでは、中でも代表的なものを紹介します。

・ゲーム体験が常に新鮮

デッキを即興で組み上げるため、通常の様式や定石に囚われず、新鮮なゲーム体験を何度でも楽しむことが出来ます。
回ごとにパックから出現するカードが違うため、同じデッキが二度組まれることはほぼありません。
今のカードリストを策定している当の我々ですら、遊ぶ度に新しい戦術や構築を発見しています!

・独自の駆け引きがある

ドラフトの対戦は、デッキ構築のためにパックを回している段階で既に始まっています。
「上級モンスターのサポートが取られるのが早いので、誰かが【アドバンス召喚】を組もうとしているようだ」といった風に、互いの組もうとしているデッキを予測し合うのも、ドラフトの醍醐味の一つです。
そして、欲しいカードがあっても他の人が取らなさそうなら後回しにする、あるいは逆に他の人が欲しそうなキーカードを先に取ってしまうことで、対戦相手のデッキを弱体化させるなど、独自の駆け引きが生まれるのです。


・普段使わないカードが使える

ドラフトのカードプールには、大昔から現在に至るまでの様々なカードが投入されています。
そのため、普段使うことのないカードを活用したり、かつて愛用していたカードに久しぶりに触れたりすることができます
新規プレイヤーにとっては、普段馴染みのないカードを、楽しく遊びながら覚える場としても有用です。
勿論、カードリストの改造も自由自在ですから、自分たちが好きなカードを色々入れてみても面白いでしょう。

・誰でも遊べる

ドラフトに参加するためには、自分のデッキどころか、カードを持っている必要さえありません
このため、引退したプレイヤーや、カード資産が少ないプレイヤーでも、プレイグループの誰か一人でもキューブドラフトのカードを一通り持っていれば、問題なく楽しむことが出来ます。
仲の良いプレイグループなら、カードを出し合ってカードリストを揃えることで、一人ひとりはそこまでの資産がなくとも、いつでも多くのカードを使って遊ぶことができるでしょう。



このブログでは、そんなドラフトの遊び方やコツ、戦術などを紹介していきたいと思います。
是非ご覧ください!



がすと

【ライター情報】
闇のオタクで心を惑わす。悪魔族ではかなりのレアカード。南極在住。
好きなプール内カード:《妖精伝姫-ラチカ》